愛南町での初講座 カツオのたたき作り

うわじま圏域子ども観光大使第10期生の愛南町初講座は、カツオのたたき作りでした。

 

会場は「うみらいく愛南」、もと西浦小学校を活用した施設です。

愛媛県内でカツオが水揚げされるのは、唯一この愛南町だけ。

そこへきて、今日扱うのは獲れる日もあれば獲れない日もあるという「カツオ」です。

今日の講座にピッタリと合うタイミングで水揚げされたのは、本当に感謝するしかありません。

 

まず、山口鮮魚の方が、手本としてカツオを1匹まるごとさばいてくださいます。

ここのところに鱗があってね、ここには骨が……。

山口さんの手にかかると、カツオはあっという間に3枚におろされてしまいます。

 

次は4つの班に分かれてそれぞれカツオをおろしていきます。

「ふし(魚の身のかたまり)」にまでおろしたら、いよいよ……。

そう、藁焼きの始まりです。

 

ドラム缶を半分に切った中には、熱くなった炭があり、そこに藁が入れられます。

藁に火が付くと、一気に炎が上がります。

 

カツオの「ふし」は、皮を下にして網に乗せられています。

漁協の方にいっしょに手を添えてもらいながら、藁の炎の上に差し出す子どもたち。

熱風にたじろぎながらも、どうにかやり切りました。

藁焼きされたカツオは、何とも言えない良い香と焦げ目が付いています。

 

最後は刺身包丁のような刃渡りの長い包丁で、きれいに切り分けられていきました。

ねぎ、玉ねぎと合わせ、たれがかけられて、カツオのたたきが出来上がりました。

 

一人一皿ずつ手にした子どもたちは、班で別れての試食開始。

「おいしい!!!!」

自分が持ってきたおにぎりと合わせて、ひたすら食べる子どもたち。

あまりのおいしさに、おかわりをする子もいました。

 

私がこれまで食べてきたたたきの中でも、間違いなくナンバーワンのおいしさでした!