宇和島水産高の先輩とのじゃこ天作り

先週の養殖魚を学ぶ講座に続いて、宇和島水産高校での講座第2弾は、「水産高の先輩方から学ぶじゃこ天作り」です。 新型コロナウイルス感染症の影響で中断していたので、こちらも3年ぶりの実施です。 この講座が始まったのは2016年。 第3期生のときです。 訪問した私たちへの気配りはもとより、子どもたちへのじゃこ天作りの教え方。困っている子がいないか常に目配りをしている姿に感激したのを覚えています。 あれから6年が経過し、うわじま圏域子ども観光大使も第9期生になりましたが、本日も、あのときと変わらず、水産高のお姉さん、お兄さんたちは実に気の利く皆さんばかりでした。 「荷物は開いている席に置いてね。」 「エプロンと三角巾をつけてください。」 受付を通り教室に入った子どもたちに早速声を掛けてくれています。 調理場に下りると、早速入場準備。 自宅できれいに洗った長靴をさらに消毒します。 そして、徹底的に手を洗います。 どのくらい徹底的にかというと、肘のところから指先、手首のしわなど、液を付けて念入りに洗います。 爪の間は、ブラシを使い、ばい菌を根こそぎ取るという感じです。 食品を扱う際には、それほど衛生面が重要なのだというのがよく分かります。 挨拶の後は、早速グループに分かれてじゃこ天作り開始! 目の前でお姉さんたちが手際よく丁寧に教えてくださいます。 子どもたちは教えられたとおりにやってみるのですが、これがなかなか難しい。 型枠にすり身を入れて押すところまではそこそこうまくいくのですが、その後が問題。 型枠を外し、すり身の下にへらを通すところでほとんどの子たちが撃沈です。。。 「大丈夫! もう一回やってみよう!」 すぐに明るく声を掛けてくださる先輩に勇気付けられ、じゃこ天作りが進みます。 一人当たり3枚のじゃこ天をつくるのに、これほどの時間が掛かるとは思いもよらなかったと思います。 そうこうしているうちに、じゃこ天が油で揚げられ始めました。 と同時に周囲にいい香りが……。 じゃこ天作りを終えた子どもたちの手元に、揚げたてのじゃこ天が配られ始めました。 エプロン姿のまま、揚げたてのじゃこ天を手に、食事スペースに移動した子どもたちはじゃこ天をほおばり始めました。 黙食なので、言葉は聞かれませんが、表情からはそのおいしさが伝わってきました! ここで少々おまけがありました。 なんと、翌日喜佐方小学校で行われる予定のマグロの解体ショーで用いられるマグロが届いたのです。 お姉さんが、巨大な発泡スチロールの蓋を開けてくださいました。 子どもたちは、マグロの大きさにびっくり仰天。 これを解体するなんて……。 明日の喜佐方小学校は、きっと大盛り上がりだと思います。 この後は、2階の教室に戻っての学習です。 じゃこ天の由来や使われる魚のことなど、知識として知っておきたいことをスライドを使って教えてくださいました。 そして、3年ぶりとなるリアル子ども観光大使検定です。 このところずっとオンライン子ども観光大使検定だったので、本当に久しぶり。 分かりにくいところは、お姉さんたちがあちこち回って解説しながら教えてくださいました。 最後の記念撮影は、本日お世話になった皆さんと一緒に行いました。 地元、宇和島水産高校、水産食品科(水産食品研究部)の皆様に感謝、感謝です。