オンラインでの認定式

13日(土)うわじま圏域子ども観光大使第7期生の認定式をオンライン(Zoom)で開催しました。今年は開講式もZoomでしたが、認定式もZoom。接続が難しい御家庭のために、市教委生涯学習課が会場を提供してくださいました。宇和島市青少年市民協働センター(通称:ホリバタ)というところです。当日は、宇和島市長、鬼北町長、松野町長、宇和島市教育委員会教育長、同教育部長、同生涯学習課長といった方々が集ってくださいました。市長さんたちから今回認定される39名全員に手渡ししていただくことはできませんので、ホリバタ会場に行っている代表のお子さんに渡していただきました。会場の準備から運営、片付けまで、宇和島市教育委員会を始め、たくさんの方々にお世話になりながらのオンライン認定式でした。式の中で、二人のお子さんが作文発表をしてくれました。とっても素敵な作文でしたので、保護者の方のご許可を得てここに掲載します。

■うわじまけんいき子ども観光大使に参加して

3年生 女子

 わたしがどうして宇和島けんいき子ども観光大使になろうと思ったかというと、去年はえひめ子ども観光大使をやったので、今年は宇和島のことをもっと知りたいと思ったからです。

 今回参加したのは、いねかりと、おいもほりと、せんか紙作り体けんの三つです。楽しかったなぁと思い出すことは、いねかりのあとの、みんなで食べたすいかと、自分でほったいもでお好み焼きを作ったこと、せんか紙を作ったときスカウトされそうになったことです。せんか紙については何も知らなかったので、びっくりしたことがありました。

 一つは紙なのにきものに使うということ、もう一つはこんなにこまかい作業で、寒い中やるの!?ということです。紙の見た目からザーッとやってサーっとやると、かんたんにできると思っていたのに、できるようになるまで何十年もしゅ業がいると聞いてとてもおどろきました。じっさいやってみたら手がとてもつめたいし、どうぐも重たくて、むずかしかったです。

 今の紙や服は、きかいで作っていて、どれもまったく同じものができます。むかしの紙や服は、手で作っていたので、同じものはないし、手間がかかるので、だいじにあつかっていたんだろうなと思いました。ものを作るという、その文化を伝えていく人がいないと、にどと作れなくなって、むかしの人のくらしのことも知ることができなくなります。いま、せんか紙づくりでもそのようになることをしんぱいされていました。せんか紙のざいりょうの話から、むかしの人のくらし、うわじまとみやぎの関係を知ることができてよかったです。自分でだてはんのことを調べてみようと思ったきっかけのこうざになりました。 一まいのせんか紙をつくるために、とても時間がかかりました。自分で作ったせんか紙はへやにかざってあります。

 はるに、楽しみにしていたこうざは、水さん高校のお兄さんたちとの交流やうわじまの食べものについてしることでしたが、それができなかったことがとてもざんねんに思いました。次は、みんなといっしょにそのこうざを体けんしたいなと思いました。ありがとうございました。

 

■もっと知りたい宇和島けんいきのみ力

3年生 女子

 わたしが、宇和島けんいき子どもかん光大使のこうざにさんかして、心にのこったこうざは、三つあります。

 一つ目はとう牛かんせんです。牛をさわることができるようになりました。どうしてさわれるようになったかというと、牛主さんが、一生けんめいたたかう牛にエールを送り、あせっている牛を落ち着かせるような声かけを見たからです。牛に愛じょうをこめて育てている牛主さんの気持ちが伝わってきました。たたかう牛のはく力はすごかったけど、大会の後の牛の体は、思ったより、あたたかくてやわらかかったです。また、とう牛大会がオンラインで生中けいされて、どこでも見ることができるようになっていたことにびっくりしました。これからも、とう牛が宇和島で、ずっと続いてほしいです。そして、色々な人に宇和島のとう牛を知ってほしいです。

 二つ目は、Sea級グルメスタジアムin愛媛のたいさばき体けんです。きらいだった魚をさばけておいしく食べられるようになりました。魚が大すきな長浜高校水ぞく館部の方々に、海の生き物について楽しく教えてもらい、魚も海の中で一生けんめい生きていることが分かりました。魚がきらいと言っていたことが、ちょっとなくなりました。自分がさばいたタイを家族みんなが「おいしい」と言って食べてくれたことは、とてもうれしかったです。これからも、宇和島のきれいな海でおいしい魚が育つといいなと思います。

 三つ目は、Zoomを使った長浜高校の高校生と「たいじゃこ天」のネーミングやパッケージデザインを考えるこうざです。私は、今までパソコンで人の話を聞いたり、話し合いをしたりしたことがありませんでした。信藤先生に教えてもらっていたけど、開こう式のグループセッションでは、きんちょうしてうまく話すことができませんでした。でも、このこうざでは、遠くにいるグループの人が近くにいるような感じがして、いつものように話し合いができました。これからも、オンラインで自分の気持ちを人にうまく伝えられるようになりたいです。

 今年は、新型コロナ感染症拡大防止で色々なせいげんはありましたが、このじょうきょうだからこそできたオンライン授業など、今まではできなかった新しい体けんができました。せいげんはあっても、一人一人が感染に気をつけて、あきらめず、工夫することが大切だということが分かりました。わたしは、来年も宇和島けんいき子どもかん光大使にさん加して、心に残る体けんをしたいです。そして、宇和島けんいきのみ力をもっと知って、一人でも多くの人に伝えられるようにがんばりたいです。信藤先生、スタッフの方々、ありがとうございました。