今年の真珠玉出しとアクセサリー作りは、感染防止対策のため、参加人数を半分にして開催です。
まずは真珠の歴史などについてお話を聞いた後、早速海の上へと向かいます。
真珠筏の上を歩き、屋根のついたところにたどり着きました。
「じゃあ、これを引き上げてみて。」
講師の山下太さんからの声掛けで子どもがロープを手繰り寄せると、上がってきたのはアコヤ貝の入った網でした。
太さんが手際よくアコヤ貝を分けてくれます。
「どれでも選んでいいですよ。」
恐る恐る手を伸ばす子どもたち。
選んだアコヤ貝の貝柱をサクッと切り、アコヤ貝を開きます。
「ここが口。足の糸と書いて、ここが足糸(そくし)。」
「ほら、ここが動いているでしょう。これが心臓です。」
太さんが次々と解説してくださいました。
「じゃあ、いよいよ真珠を取り出してみようか!」
恐る恐る子どもたちはアコヤ貝の中に指を突っ込んでいきます。
「見つからない……。」
「ない……。」
これが結構難しいのです。
「どれどれ?」
太さんが指を入れると、即座に。
「あるよ!」
どこに真珠が入っているのか、はっきりわかるようです。
安心して再度探し始める子どもたち。
ピンクっぽいもの。白っぽいもの。銀色っぽいもの……。
そうこうするうちに、次々と真珠がでてきました。
それらを大切に手にもって、今度はアクセサリーの加工部屋へと子どもたちは向かいました。
ここから約1時間かけて、太さんデザインのイニシャル入りのペンダントが出来上がっていくのです。
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