今日は絶好の玉出し日和。
8月に台風で延期になっていた「うわじま圏域子ども観光大使」の子たちの真珠玉出し&アクセサリー作りの日でした。
早朝7:30からの講座に、続々と集まってくる子どもたち。
講師の山下太さん、真美さんから真珠のお話を伺った後、早速、屋形に降りていきます。
「うわあ、キレイ!!」
思わず口にしてしまうほどの風景です。
朝日に向かってスロープを降りていく道は、これから始まる真珠玉出しのワクワク感をさらに増幅させてくれます。
「どれ選ぶ?」
目の前に並べられたアコヤ貝は、今まさに海から上げてきたもの。
並んだ中からそれぞれの子たちが自分の勘だけをたよりに選びます。
早速、太さんが貝を開き、中を触れるようにしてくださいました。
「どこが心臓かわかる?」
「うわあ、動きよる!!」
「そう。生きてるんですよ。だから、真珠を取り出すってことは、そのアコヤ貝の命をいただいているってことでもあるんですよ。」
「じゃあ、真珠を探してみようか!」
太さんの合図とともに一斉にアコヤ貝の身の中に指を……というわけにはいきません。
「うわあ。ぬるぬる……。」
隣の子の様子を見ながら、おそるおそる指を突っ込み始める子どもたち。
「あった!!」
その子の指先にはきれいな真珠がありました。
「出た!」
「あったよ!」
次々と、あちこちから喜びの声が上がります。
この真珠玉出し体験は何度やってもこの場面がたまらなく素敵です。
波に揺れる屋形の上で、アコヤ貝から真珠を取り出す。
しかも、自分の手で取り出す。
ここに真珠の物語が始まるのです。
取り出した真珠はきれいに洗って、加工場に持っていきます。
ここからは、ひたすら作業です。
真珠を磨く。
穴をあける。
ブレスレットやネックレスのパーツを作る。
大人には難しい細かな作業も、子どもたちは太さんと真美さんのサポートを受けながらどんどんやっていきます。
接着剤をつけて固まるまでしっかりと固定。
「今日はまだ固まってないから、ちゃんと使えるのは明日からですよ。」
太さんと真美さんが優しく教えてくださいました。
さて、講座の最後は「子ども観光大使検定」です。
今回は、次のような問題でした。
幾つか紹介します。
1 真珠を作るには、貝の中に丸い玉を入れる。その名前は何?
2 1は何を削って作ったもの?
3 真珠を作るのにかかる期間はどのくらいか。(A 1か月くらい B 半年~1年半くらい C 20年くらい)
4 真珠の価値を決める6つの要素を言いなさい。
体験に支えられた知識として、子どもたちはしっかりと刻み込んだようです。
朝から夕方までかかって、1日で3回もの講座をしてくださった太さん、真美さん。
本当にありがとうございました。
おかげさまで、今回も充実した講座になりました。
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