宇和島市三間町大藤で稲刈りをしました。
本当は8月21日に予定していたのですが、台風接近による悪天候であえなく中止。
今回は、自分たちで田植えしたのとは別の田んぼでの実施です。
別の田んぼとはいっても、いつもお世話してくださっている佐々木嶺さんが丹精込めて育てている田んぼの稲です。
今日の人数に合わせてちゃんと準備してくださっていました。
基幹集落センターに集合した子どもたちは、すぐそばの田んぼに移動。
佐々木さんからカマの使い方を教えていただいて、早速稲刈り開始。
20人の子どもたちが一斉にガンガン刈り取っていきます。
子どもたちのすぐ後ろには保護者スタッフの皆さんがスタンバイ。
子どもたちが刈り取った稲をどんどん束にしていきます。
刈り取るスピードと同じくらいの速さでどんどん束にしてく保護者スタッフのみなさん。
さすがです!!
刈り取り、束にした稲は、稲木(いなぎ)にかけて干していきます。
天日で数日乾かします。
こうすると、機械で乾燥させたお米よりもずっといい香りのするおいしいお米ができるのだそうです。
刈り取り終わった後は、基幹集落センターに移動。
稲木に干すことでどういったいいことがあるのかを、松田さん(遊子 段畑を守ろう会)がお話してくださいました。
子どもたちは興味津々で聞き入っていました。
さあ、子ども観光大使検定の始まりです。
「第2問。刈り取ったお米はすぐに食べるのがいい。〇か×か。」
「先生、そんなの簡単!!」
「よし、じゃあ難しいの行きますよ。第3問。稲を刈り取った後、干したあの『木』は何という?」
「……。」
黙り込む子どもたち。
「分からなくて困っている人?」
全員挙手。
こういうときは裏技です。
「大人の方々にきいてきてもよし!」
一斉に散らばる子どもたち。
先ほどの松田さんのところにききに行くのが確かだと気が付いたのか、松田さんのところにどんどん群がっていきます。
松田さんは優しく子どもたちに教えてくださいました。
おかげで今回の子ども観光大使検定も、全員合格!
そして、感想も指名なし(私が指名するのではなく、自分から立ち上がって次々と自分で発表するやり方)で全員が発表しました。
検定の後は、おにぎりの登場。
なんと、子どもたちが田植えしたところのお米を使ったおにぎりです。
佐々木さんの奥様が握ってくださったのだそうです。
これが絶品!
子どもたちは大喜びでほおばっていました。
「先生、僕のお母さん、(このおにぎり)食べていないんです!」
お迎えにまだ来られていない自分のお母さんにも食べさせてあげたそうな口ぶりで、私のところに来た男の子がいました。
優しいですね。
最後は、みんなで片付けをして部屋を後にし、外に出ました。
ここでまたさらにお土産が。
西瓜です。
佐々木さんのお宅で作られている種なし西瓜。
真っ赤な西瓜を、これまた2個、3個と食べる子どもたち。
たくさん働いた後のご褒美は、格別でした。
「さようなら!」
元気に佐々木さんに挨拶をした子どもたちは、うわじま圏域子ども観光大使の活動を終え、それぞれ帰途に就きました。
今回は7名の保護者スタッフの方々にお手伝いいただきました。
スタッフの方々が、先先を見通したりその場で機転を利かせてくださったりするので、本当に助かっています。
この頃、こうしてお手伝いいただける方が増えてきたので、運営がとってもスムーズになりました。
子どもたちのために力を貸してくださる皆さまに、本当に感謝しております。
おかげさまで、今回も楽しく安全な活動ができました。
次は、9月29日(土)の「まだいのじゃこ天作り、新製品のパッケージ試作」です。
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