宇和島水産高等学校水産食品科のお兄さん、お姉さんたちとじゃこ天づくり

前回に引き続き宇和島水産高等学校の生徒さんたちから学ぶ講座、じゃこ天作り。

水産食品科のお兄さん、お姉さんたちが講師です。

 

建物の入り口や廊下の要所要所に、既に生徒さんたちが立っていてくれて、

参加するうわじま子ども観光大使の子どもたちが不安にならないように

気を配ってくれています。

 

控室にも生徒さんたちが待機してくれていて、

やることを教えてくださいます。

「エプロンと三角巾、マスクをつけて下に降ります。」

「水分はここでとって、水筒は置いておきましょう。」

 

それぞれ身支度をして1階へ。

食品を加工する部屋に入ると、きれいな長靴をさらに清潔にするために

液の中に長靴の底をつけます。

そして手をきれいに洗います。

もちろん、指先もブラシを使って丁寧に洗います。

 

全員そろって早速お兄さん、お姉さんたちとご対面。

うわじま子ども観光大使の子どもたちの前にずらりと並びます。

みなさん、きっちりと調理用の服に身を包んでおり顔は見えませんが、

親切で優しそうな雰囲気が目元から伝わってきました。

 

早速、じゃこ天の作り方についてお勉強開始です。

じゃこ天を作る時にする最初の作業は、頭を落とすこと。

そしてうろこをはがすこと。

プレゼンテーションソフトを使って、たいへん分かりやすく説明してくださいました。

 

次は班に分かれての活動です。

木の枠にすり身を入れて手で広げていきます。

そして、はみ出した部分をヘラを使って上手に取り除きます。

枠を外すとじゃこ天の形が出来上がっています。

それをそーっとはがして。。。

ここがなかなか難しいようです。

じゃこ天が二つに割れてしまったり、うまくはがれなかったりする子どもたち。

でも大丈夫。

お兄さん、お姉さんたちがすぐそばでサポートしてくれるのです。

「上手だね!」

「ここはこうやるといいよ。」

「うまくいってよかったね!」

と優しい声を掛けながら、手伝ってくれています。

うわじま子ども観光大使の子どもたちは、安心してじゃこ天作りができました。

 

子どもたちが作ったじゃこ天を、大きな釜を使って油で揚げてくれています。

水産高の先生とお兄さんたちです。

子どもたちには少々危ないので、ここは見るだけです。

きつね色に揚がっていくじゃこ天は、とってもいい香りがしています。

 

加工する部屋での作業が終わった班から2階の部屋に戻ります。

みんながそろったところで、もう一度勉強開始です。

宇和島のことをもっと知ろうということで、

プレゼンを用意してくれていたのです。

 

宇和島の郷土料理のこと、

じゃこ天にたくさん含まれている栄養素のことなど、

様々なことを分かりやすく教えてくださいました。

じゃこ天の由来についてのお話もありました。

 

そして最後は、子ども観光大使検定です。

今回は問題もお兄さん、お姉さんたちが作ってくれました。

さて、どんな問題だったかというと、

 

問題1 じゃこ天の下になる魚は何でしょう。

 

問題2 じゃこ天を作るときに一番はじめに行う作業は何でしょう。(三択)

 

問題3 じゃこ天のなかまにはどんなものがあるでしょう。(三択)

など、いろいろな問題がありました。

 

秀逸だったのは、最後の「考える問題」。

「じゃこ天を使った料理を考えよう」です。

お兄さんやお姉さんがそばに寄ってきてくれて、

いっしょに考えてくれるのです。 

「うんうん。」

「それ、なかなかいいね!」

と言ってもらうと、子どもたちもとっても嬉しそう。

年の近いお兄さん、お姉さんたちとお話しながら学ぶことができるって、

私が想定していたより、子どもたちはずっと楽しかったようです。

 

最後の記念写真を見ると、その楽しさが伝わってきます。

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コメント: 1
  • #1

    つる母 (日曜日, 11 6月 2017 15:18)

    前回といい、今回といい、高校生とのコラボ、最高ですね。地元には、こんなに素敵な高校生がいるんですね。
    食べて慣れたじゃこてんも、さぞかしおいしいことでしょう。大人には、あのにおいでビールが欲しくなりますね。
    宇和島には、すばらしくておいしいものもたくさんですが、高校生もたくさんです!