真珠を自分で取り出して、アクセサリーを作る

子どもたちは、目の前で開いてもらったアコヤ貝の身に

指を突っ込んで、真珠のありかを探っています。

 

「どこ?」

「えっ、ないよ!!」

「どれ。ちょっと見せて。」

山下太さんが、身を触ること2秒足らず。

「あるよ!」

どこに真珠が入っているか、瞬間で分かるのです。

 

子どもたちは一生懸命に探します。

「あった!」

コロン。

転がり出た真珠は、先ほど見た核(かく)とは

比べ物にならないほどきれいな輝きを放っていました。

 

取り出した真珠をよく水洗いして、いざ加工部屋へと入ります。

 

子どもたちは研磨機を使って真珠を磨いたり、

穴をあける機械で、寸分たがわぬように穴をあけたりしていきます。

山下真美さんが細かく丁寧に教えてくださるから安心です。

 

そして、水晶など素敵な石と組み合わせてネックレスを作り上げていきました。

 

世の中に、真珠を知ってる人、見たことがある人、触ったことがある人はたくさんいます。

 

でも、自分で真珠をアコヤ貝から取り出して、

その真珠を使ってアクセサリーを作ったことがある人は

そんなに多くないかもしれません。

 

「自分で取り出した真珠を使って自分で作った」という物語がついた真珠のアクセサリーは

世界で一つの宝物になります。

一生の宝物になります。

 

自分で真珠を取り出してアクセサリーを作るという経験をしたら、

真珠のことがもっともっと好きになりそうな気がしています。

 

真珠のアクセサリーを買うくらいなら、宇和島以外でもできます。

都会のど真ん中でできます。

でも、真珠を生きたアコヤ貝から取り出すとなると、

そう簡単ではありません。

宇和島に来る必要があります。

 

ぜひ、友達を宇和島に連れてきて、

自分で真珠を取り出すという体験をしてもらいたいですね。

 

宇和島といえばやはり真珠。

真珠抜きに、宇和島は語れない。

本気で、そう思います。

 

うわじま子ども観光大使の子たちは、また一つ宇和島のすばらしさを

体感することができました。

午後からの真珠玉出し&アクセサリー作り体験の班が、これまでと違っていたのは、

「子ども観光大使検定」の予想問題作りをしたことです。

 

女子が、少し早く作業が終わったので、学んだことをクイズにしたてていきました。

問題を自分で作り、解答とセットにしてノートに書いていきます。

それを「問題」としてみんなに聞いてもらい、答えを考えてもらうのです。

 

これ、結構楽しくテスト勉強ができる方法です。

問題作りは勉強になります。

賢くなった!!


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コメント: 4
  • #1

    ひなた母 (金曜日, 05 8月 2016 19:25)

    生きた貝から真珠を取り出すなんて…。
    素敵な体験ができましたね❗️

  • #2

    信藤明秀 (土曜日, 06 8月 2016 06:17)

    ひなた母様、コメントありがとうございます。生きたアコヤ貝から取り出した瞬間の子どもたちの表情が印象的でした。ぜひ、何かの折に、挑戦していただきたいです!

  • #3

    つるつる母 (月曜日, 08 8月 2016 21:14)

    この度はお世話になりました。

    母は、宇和島生まれ宇和島育ちのわりに、真珠の取りだしなどやったことがなく、娘が、うらやましかったです。
    宇和島の人間として、素晴らしい経験をさせていただきました。
    ありがとうございました

  • #4

    信藤明秀 (火曜日, 09 8月 2016 06:31)

    つるつる母様、コメントありがとうございます。
    アコヤ貝から取り出すという体験は、地元の方でも体感されていないものですよね。
    自分で取り出し、自分で作る。
    このことで物語ができ、アクセサリーがまたぐっと輝きを増します。
    こんな体験ができる宇和島って、素敵です!